じつは今、パラリンピックのお仕事をしていて、パラリンピック期間中は毎朝撮影した素材がパリから送られてきて、それをその日のうちに編集して納品するという、「投げたら打つ」の千本ノックのような仕事が続き、『バレエの歴史』や『幕開けの足跡』のようなガッツリした文章を書く時間が作れそうにありません。
しばらくは、もっと雑記ブログっぽいライトな内容になると思いますのでご容赦ください。
夏休みの自由研究
このブログを執筆している今日(9月2日)から、夏休みがあけて息子は小学校に行きました。
夏休み期間中、仕事があるときは学童保育に息子を預けていたので、自由研究以外の宿題は学童でやってきて、帰宅後に親が添削、翌日に直しと新しい宿題、を繰り返すことで順調に進みました。
自由研究もなにをするかは、夏休みのはじめの頃に決まっていました。
というのも息子はタブレットを使った進研ゼミの学習をやっていて、毎月送られてくる付録に「科学実験キット」が含まれていたので、「自由研究はこのキットを使って進めよう」という予定になっていたのです。
そして夏休み最後の日曜日にこの科学実験キットを使おうとしたところ、パーツの欠品が発覚。どうやら夏休みのはじめに科学実験キットを開封した息子が、そのパーツを別の遊びに使ってどこかになくしてしまったようです。
そこで登場したのが、僕が映像や配信で大変お世話になっているAI、ジピちゃんことChat GPTです。
「AIで夏休みの自由研究をやる」
「そんなことしたら子供の勉強にならないじゃないか!」
と、目クジラを立てたご意見が聞こえそうですが、それは普段AIを使っていない方のご意見。
ジピちゃんは宿題を肩代わりしてくれる存在ではなく、強力なアシスタントです。
僕がジピちゃんに聞いた質問はこれ。
「小学1年生の息子が1日でできる、夏休みの自由研究を提案して」
質問をする前に、お子さんの興味や関心ごとを入力しておくと、さらに精度が高まります。
AIは適切な条件を与えれば、子供の年齢や興味に合わせたアイデアを提案してくれます。これにより、子供自身が選択する余地が生まれ、主体性を持って研究に取り組むことができるのです。
早速、いくつか出てきたアイデアの中で息子が気に入った実験がコレでした。
「どのこおりがいちばんさいしょにとける?」
おなじ大きさのこおりを、へやの中、いえのそと、みずの中にいれてじかんをはかってみる。
たしかにこれなら1日で実験できるし、実験前のむすこの仮説と、実験結果を比較検証することもできます。
自由研究の考え方
ぼくは夏休みの自由研究は、主題は息子が興味を持つものならなんでも良いと思っています。
ちなみに僕が小学生の頃は、宝島社から出版されていた「VOW」という、街のヘンなものを特集した本に憧れて、自分の住む街の看板や建物を散策してロードマップを作成するという、ブラタモリのような自由研究をしたよ。
それより自由研究で大切なことは、「企画→仮説・検証→発表」というプロセスと、そのやり方を学ぶことだと思っています。
日本の学校教育は、あまりこのプロセスを教えることに熱心ではないですが、社会人はこのプロセスをしょっちゅう行います。その中でもとくに「発表」の部分が、海外と比べて日本人はあまり得意ではありません。
どんなに優れた商品を作っても、それをうまく伝えることができなければ、ビジネスは成功しません。
べつにビジネスに結びつけなくても、アイデアを考えて、実行し、それを人に伝えることは学習者自身の理解を深めてくれます。
AIは「企画」の段階ではアイデア出し、「仮説・検証」の部分では実験手段、発表の部分では資料作りを手伝ってくれる強力なアシスタントです。
そう、実験するのはあくまで息子なのです。
まとめ
結果的には、息子は夏休みの自由研究にAIをどう活用するかまで学ぶことができたので、進研ゼミの科学実験キットを使った自由研究よりも、より密度の濃い学習ができたように思えます。
皆さんは、お子さんの自由研究でAIを活用したことはありますか?もしくは、AIを教育に取り入れることについてどのようなお考えをお持ちですか?
最後までお読みいただき、有難うございます!
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