秋の訪れとともに、心身ともにリフレッシュしたくなる季節がやってきました。
前回は東京のお勧めの温泉をご紹介しましたが、今回は、温泉よりももっと身近にある、おすすめの銭湯をご紹介します。
前回も書きましたが、僕たち夫婦の銭湯通いは、高円寺の「小杉湯」が銭湯デビューでした。ミルク風呂と地下90mから汲み上げた水風呂を交互に入ることで達成する至高のリラックス「整い」の境地。
それ以来、お風呂通いがすっかり習慣になり、今では銭湯に月2〜3回、温泉に月1回ほど足を運んでいます。結婚して子供が生まれてからは、駐車場があるか、近くに食事処はあるか、お湯の温度は子供に適しているか…そんなことも大切な条件になってきました。
銭湯は温泉よりも身近なぶん、特に都心部は駐車場付きの場所が少ない。
そこで今回は、車で行くこともできる、おすすめの銭湯をピックアップしてみました。
最初にお断りしておきますが、私は杉並区在住のため、タイトルに「東京近郊」と銘打ちつつ、実際には杉並区周辺の銭湯が中心になります。
1. 天狗湯(西荻窪)- ミルク風呂で癒される、家族の憩いの場 –
天狗湯は、高円寺の小杉湯の良さを備えつつ、家族連れに優しい設備が整った銭湯です。地下160mから汲み上げた地下水を使用しており、異なる温度の浴槽を備えているため、高確率で整うことができます。特に、ぬるめのミルク風呂は子供のお気に入り。僕が交互湯を楽しんでいる間、備え付けのおもちゃを借りてミルク風呂に入っています。
地元民の利用が多いのか、2台分の駐車スペースに車を停められなかったことはこれまで一度もありません。近くにはバーミヤンもあるので、私たち家族はよく「バーミヤンで食事してから天狗湯」というルーティンを楽しんでいます。子連れで車移動の際には、こういった組み合わせが本当に便利です。
水風呂は冷たすぎず、ちょうど良い温度。サウナはないのに水風呂があるということは交互湯に最適化された温度設定であるということ。ボディーシャンプーやリンスインシャンプーも備え付けられているので、手ぶらで立ち寄るのも◎。ちなみに、私と子供はこれらを使っていますが、妻は自前のものを持参しています。
料金: 大人(中学生以上)550円、子供(小学生以下)200円
営業時間: 15:45〜23:45(火曜・金曜定休)
アクセス: JR中央線・総武線 西荻窪駅南口から徒歩7分
2. 井草湯(井荻)- 新しい設備で快適、家族で楽しめる銭湯 –
井草湯は、息子が通っていた保育園の近くにあり、2018年にリニューアルしたばかりの新しい銭湯です。駐車場が完備されており、こども風呂やキッズルームもあるため、子供連れにとても優しい環境になっています。
この銭湯の特徴は、天然ラベンダー湯や金木犀湯など季節ごとに大浴場のお湯が入れ替わるところと、肌にやさしい、微細な泡で白濁したシルキーバス。また、ちょっとした露天の炭酸泉もあり、気分転換にぴったりです。
近くにはスーパーやジョナサンもあるので、買い物や食事とセットで通えるのも魅力。シャンプーやリンスをはじめとしたアメニティーも高品質で、妻も満足しています。新しい設備で快適に過ごせるこの銭湯は、家族のお気に入りの一つになっています。
料金: 大人(中学生以上)550円、子供(小学生以下)200円、未就学児100円
営業時間: 14:30〜22:30(月曜定休)
アクセス: 西武新宿線 井荻駅北口から徒歩5分
3. 千代乃湯(三鷹・武蔵境)- 銭湯価格で楽しむ露天風呂、温泉気分満喫-
千代乃湯の最大の魅力は、なんといっても本格的な露天風呂です。駅からはやや遠いのですが、大型駐車場があるので車でのアクセスは便利。ジョナサンに隣接しており、銭湯にも喫茶スペースがあるので、食事と入浴を組み合わせて楽しめます。
ここでは、温泉施設のような立派な庭付きの露天風呂が銭湯価格で楽しめます。露天風呂には壺湯やぬる湯の浴槽もあり、日によって異なる露天風呂を男女入れ替え制で利用できます。まるで温泉旅行に来たような気分が味わえる、都内の穴場スポットです。
ただし、シャンプーやリンスの備え付けはないので、持参するか受付で購入する必要があります。でも、それを差し引いても十分魅力的。銭湯価格でこの贅沢な露天風呂体験ができるのは、本当にお得だと思います。
料金: 大人(中学生以上)550円、子供(小学生以下)200円、未就学児100円(1家族1人までは無料)
営業時間: 平日15:30〜23:00(木曜定休)/ 土日祝13:00〜23:00
アクセス: JR中央線 武蔵境駅北口から徒歩15分
まとめ
銭湯の魅力は、温泉よりも安くて身近にあること。とても手軽に非日常的な体験ができます。
銭湯そのものだけでなく、通いやすさや周辺エリアに何があるのかというのも、その日の体験を豊かにしてくれる要素の一つです。今日は車で行ける銭湯を紹介しましたが、散歩がてらに立ち寄れる銭湯にも魅力があります。
あなたのお住まいの近くにも、素敵な銭湯が見つかるかもしれません。
街探索の目的に銭湯をプラスすると、探索がぐっと楽しくなります。
秋の夜長、家族やご友人と一緒に銭湯巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。(ちなみに僕は一人でも行きます)
あなたのおすすめの銭湯があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
最後までお読みいただき、有難うございます!
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