心と体を整える-東京近郊のおすすめ温泉ガイド-

ライムライトの仕事部屋
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先週まで厳しい残暑が続いていたのに、連休で秋分の日を迎えてから急に涼しくなってきましたね。

パラリンピックの仕事から休む間もなく先週はロケが2日、編集しないといけない案件が2本あり、疲れが溜まってきたので、連休中に家族で温泉に行ってきました。

以前、どこかに書いたと思いますが、僕と妻の共通の趣味は銭湯・温泉巡りです。

もともとは僕が独身時代に、目的の銭湯までランニングして、お風呂に入り、電車やバスで帰るという「片道ラン」をしていて、付き合っていた頃の妻を高円寺にある「小杉湯」に連れて行ったのがきっかけだったと思います。

日々の疲れを癒し、リフレッシュするために月に2〜3回は通っている銭湯・温泉の中から、今日はオススメの温泉をご紹介します。

「ととのう」入浴法

「ととのう」とはサウナ文化において、サウナと水風呂を交互に繰り返し、外気浴を行うことで得られる独特の快感状態を指します。この状態になると心身ともにリラックスし、新鮮な気分になることができます。

じつは温かいお風呂と水風呂を交互に入ることでも同じような「ととのう」状態になることができます。銭湯や温泉によって、ととのいやすい場所、ととのいにくい場所があって、「小杉湯」はかなりの高確率で「ととのう」ことができる銭湯です。

ところが、結婚して子供ができると、「ととのう」こと以外にもリラックスするための条件が増えまして、以下の条件をクリアしているところがヘビロテできる銭湯・温泉になってきます。

  • 駐車場がある
  • 温泉施設でご飯が食べられる。あるいは近くに子供が入れるレストランがある
  • お湯が熱過ぎない

小杉湯は残念ながら近隣に車が停めにくいので、最近はすっかりご無沙汰です。

ではさっそく、上記の条件を満たすオススメの温泉ベスト3をご紹介します。

天然戸田温泉 彩香の湯(さいかのゆ)-バランスのとれた埼玉県の温泉-

おそらく僕たち家族が一番使っている温泉施設です。場所は埼玉県になりますが我が家からは車で40分弱、気分転換にはちょうど良い距離です。

ここの魅力は、源泉掛け流しの天然温泉でありながら、子供が入れないお風呂がないことです。岩風呂、壺湯、薬蒸風呂、サウナ、寝湯、水風呂と、種類も豊富。源泉はぬるめの黄金色で、長湯しても快適に過ごせます。

食事処も併設されており、どの料理も家庭的で美味しいです。ひとつひとつの空間が広く、子供が迷子になる心配もありません。都心部より比較的空いているのも魅力です。

ただし、水風呂にはメンソールのような入浴剤が入っているため、少し冷たく感じる可能性があります。サウナ利用者には気持ちが良いのかもしれませんが、僕にはつめた過ぎて、あまり「ととのう」ことはありません。

それでも、立地や施設の充実度、泉質を含めて、普段使いにオススメの温泉施設です。

  • 入浴料:大人1,100円、子供550円(3歳以上)
  • 食事(1名分):1,000円〜2,000円程度
  • アクセス:車でのアクセスが便利。駐車場有。最寄駅から無料送迎バスあり。
深大寺天然温泉 湯守の里 -都内にいながら旅行気分-

次におすすめなのは、調布市にある「深大寺天然温泉 湯守の里」です。都内にありながら、まるで温泉旅行に来たような気分が味わえる穴場スポットです。

ここの最大の特徴は、なんといっても真っ黒なお湯です。関東圏は昔、海底だったため、その名残で世界的にも珍しい黒いお湯が湧き出ています。ぬめりがあり、入浴後はお肌がすべすべになる感覚を楽しめます。

深大寺の境内

また、近くにある深大寺で名物の深大寺そばを味わうのもおすすめです。お寺の雰囲気を楽しみながら、美味しいお蕎麦やお団子、深大寺ビールで至福のひとときを過ごせます。

ただし、深大寺の出店は16時頃には閉まってしまうので、早めの行動をおすすめします。温泉施設自体はやや狭めで、食事もやや高めなので、深大寺でお腹を満たしてから温泉、という順番が最適かもしれません。

  • 入浴料:大人1,080円、子供650円(4歳以上) *週末や繁忙期は100円増。
  • 食事(1名分):深大寺そば 800円〜2,000円程度
  • アクセス:吉祥寺からバスで行ける好立地。駐車場有。
生涯青春の湯 つるつる温泉 -奥多摩で森林浴と温泉でリラックス-

最後におすすめするのは、奥多摩にある「生涯青春の湯 つるつる温泉」です。都内から車で2時間ほどかかりますが、その価値は十分にあります。

名前の通り、アルカリ性のぬるっとしたお湯で、入浴後はお肌がつるつるになります。しかし、何と言っても最大の魅力は、山深い森の中にあることです。温泉に浸かりながら森林浴ができる、という贅沢な体験ができます。

環境ジャーナリストのフローレンス・ウィリアムズさんの本によると、森林浴のリラックス効果はマッサージを遥かに超えるそうです。つるつる温泉なら、森林浴と温泉の相乗効果で、究極のリラックスが味わえます。

ただし、源泉掛け流しではないので、そこにこだわる方は近くの「瀬音の湯」がおすすめです。また、遠方のため冬場は帰り道で湯冷めしないよう注意が必要です。

残念ながら、2023年3月で名物だった機関車バスが廃止になってしまいました。現在は武蔵五日市駅から路線バスやタクシーでのアクセスとなります。

息子のお気に入りだった機関車バス

子連れには広い畳座敷の食事処があってローカルな雰囲気のある「つるつる温泉」、カップルやお一人で行くには「瀬音の湯」がオススメ。「瀬音の湯」は一棟貸しの宿もあるよ。

  • 入浴料(3時間):大人960円、子供480円(小学生以上)
  • 食事(1名分):800円〜2,000円程度
  • アクセス:武蔵五日市駅からバスまたはタクシー。駐車場有。

まとめ

今回紹介した温泉はどれが1番ということはなく、上から順に行きやすい温泉といった感じです。

僕たち夫婦のように、よく銭湯や温泉に行く人や、逆に滅多に行くことがない人もいると思いますので、それぞれの生活スタイルにあわせて参考にしてみてください。

都会で忙しく過ごしていると、なかなか自然に触れる機会がありません。温泉は自然の恵みを直接体験できる、都会のオアシスです。東京近郊には意外と多くの温泉が湧いているのです。

紅葉が美しくなるこの秋の連休を利用して、これらの温泉を訪れてみてはいかがでしょうか?
ぜひ、温水と冷水の交互湯で「ととのう」体験に挑戦してみてください。最初は冷たく感じる水が交互湯を繰り返すうちにだんだん気持ち良くなってきて、冷たい息が出るようになれば成功です。

また、皆さんのお気に入りの温泉スポットがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。

 


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